2010/08/31

動物と組織

エコノミスト誌(2010年8月14日号)の記事によると、アリや鳥の群れ行動を経営問題に応用できるようになってきたという。アリの集団行動をシミュレイトして、トラヴェリングセイルズマン問題(セイルズマンが、指定された都市を1回ずつ巡回する最も効率的なルートを求める、オペレイションズリサーチの問題)に適用したり、鳥が他の鳥を見て餌を探す行動の分析結果を、画像分析や医療診断等に応用できるという。さらには、集団で機能するロボットも研究されている。脳も全体の働きを司っている部位がある訳ではないので、アリや鳥の集団を使ってより理解できるようになるかも知れない。


自律分散的組織も、アリや鳥の群れ行動から学べることがありそうである。

もう一つ、同号には、犬が居ると人間の組織行動がより協力的になり、業績が向上するという実証研究が紹介されている。オフィスでも犬を飼うべきだろうか。

http://www.economist.com/node/16789216?story_id=16789216